近畿国立病院薬剤師会
Society of Kinki National Hospital Pharmacists

施設紹介

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独立行政法人国立病院機構 大阪南医療センター
https://osakaminami.hosp.go.jp/

【病院概要】

  • 病床数:430床
  • 診療科:内科(内分泌・代謝、腎臓、血液等)・循環器科(脳循環器科を含む)・消化器科・呼吸器科・リウマチ・膠原病・アレルギー科・心療内科・精神科・神経内科・小児科・外科・整形外科・脳神経外科・心臓血管外科・小児外科・産婦人科・皮膚科・泌尿器科・眼科・耳鼻咽喉科・リハビリテーション科・放射線科・歯科・麻酔科・病理診断科
  • 理念:私たちは、皆さまの生命と健康を守るため、最良の医療を行い、安心と満足を提供できるよう努めます
大阪南医療センターの外観
 

大阪南医療センターは、大阪府の河内長野市に位置しています。河内長野市は大阪市都心まで電車で約30分の距離にあり、比較的交通至便の地にありながら、市全体を壮観な山並みが囲み、市内に居ながらにして大自然を満喫することができます。

【沿革】

当院は、昭和20年に元大阪第一陸軍病院(堺市金岡市)が、駐在軍の接収により現在地(旧陸軍幼年学校跡)に移転し、平成16年4月の独立行政法人化に伴い、「独立行政法人国立病院機構 大阪南医療センター」に名称変更され、現在に至ります。

当院は、地域がん診療連携拠点病院に指定されており、地域の医療機関や大学病院と連携しながらの専門的な質の高い医療の提供、がん診療に従事する医師等に対する最新の医療技術に関する研修、相談支援機能として「がん相談支援センター」の活動などを行っています。その他、エイズ拠点病院、BFH(赤ちゃんにやさしい病院)認定施設等にも指定されており、南河内医療圏の中心的役割を担っています。政策医療としては、循環器病、がん、骨・運動器疾患、免疫異常に関する専門的な医療等の機能を備えており、特に免疫異常については、近畿グループの中心的施設として、高度専門医療施設等との連携の下に、高度で専門的な医療、臨床研究、教育研修及び情報発信の機能を備えた施設です。

【薬剤部概要】

薬剤部は薬剤部長、副薬剤部長2名、主任7名(調剤主任、薬務主任、製剤主任、病棟業務管理主任、医薬品情報管理主任、治験主任)、薬剤師17名、薬剤助手3名の30名で構成されています。当院では、平成24年より病棟薬剤業務実施加算の算定を開始しました。平成28年より病棟薬剤業務実施加算2の算定を開始しています。院内のチーム医療(ICT、NST、褥瘡、がん化学療法、PCT、認知症サポートチーム、糖尿病教室)にも積極的に参画し、それぞれの専門知識を活かして、多職種と連携を図っています。入院支援センターでは全入院予定患者さんに対して、服用しているすべての医薬品の服用状況を確認し、主治医や看護師に情報提供しています。また、手術や検査に伴う中止薬の有無や中止期間の確認を行い、患者さんにお伝えしています。

当院は、薬薬連携の強化に力を入れており、入退院時情報共有シートを運用し、地域の薬局薬剤師と入院前の服用薬や退院後の薬剤情報等についてお互いに情報提供を行っています。また、南河内薬薬連携協議会として、定期的に学術講演会を開催しており、近隣の病院薬剤師や薬局薬剤師と、薬薬連携の強化を図っています。さらに、河内長野薬剤師会と「院外処方疑義照会プロトコル」について合意し、令和元年11月より運用を開始し、地域の薬剤師会との連携を深めています。

薬剤部 集合写真
 

(文責:辰己晃造)