施設紹介
https://hyogoaono.hosp.go.jp/
1.病院概要
- 病床数:
- 250床(うち重心200床)
- 標榜診療科:
- 内科、脳神経内科、呼吸器内科、循環器内科、小児科、外科、整形外科、小児外科、リハビリテーション科、放射線科、緩和ケア科、歯科
- 敷地面積:
- 約28,000m2
- 病院基本理念
- 『正しい医療』科学的根拠に基づいた正しい医療を提供します。
- 『高度な医療』高度で先進的な医療を日々研鑽して提供します。
- 『やさしい医療』生命と尊厳をまもり、それぞれの患者さまにとって最もやさしい医療を提供します。
当院は、昭和13年6月に陸軍戦車第19連隊付属の疾病収容施設として創設されました。兵庫県北播磨地域南部の小野市と加西市にまたがる青野ヶ原台地に永らく『兵庫青野原病院』として重症心身障害児(者)の療育、呼吸器難病・循環器疾患をはじめとした一般診療機能の充実を図って参りましたが、施設の老朽化のため、北播磨医療圏南部の医療ゾーンの現地に移転新築し、『兵庫あおの病院』と改称しました。機能類型は国立病院機構における『重心専門医療施設』となります。移転新築に際して、地域のニーズに答えるべく重心病床数を160床から200床に増床し、短期入所はもとより、在宅支援として通所事業を実施、障害児(者)地域療育在宅巡回訪問相談支援事業等包括的重心医療を推進しています。平成30年には渡航外来、令和2年には歯科外来が開設されました。渡航外来は輸入ワクチンである腸チフスワクチン、ダニ脳炎ワクチンも取り扱っており、近隣の企業の海外出張等に対応しています。
2.薬剤科概要
薬剤科は、薬剤科長、調剤主任、薬剤師2名で構成されています。全ての病棟で薬剤管理指導業務を行い、薬物療法を支援しています。
入退院支援の取り組み
全入院患者(一般病棟、重心病棟、短期入所、レスパイト入院など)の持参薬情報を電子カルテに入力し、医師へ情報提供を行っています。主治医が持参薬の続行を判断した場合には、入力データがそのまま薬歴管理表に反映されるシステムとなっており、医薬品の効率的利用のみならず、医師・看護師の業務負担軽減になっています。退院時には多職種カンファレンスに参加し退院支援を行っています。
チーム医療への取り組み
End of Life Careチームが発足し、患者さんが最期までその人らしく生きることが出来るように支援する取り組みを多職種で行っています。NSTチームでは重心患者さんを対象に栄養管理を行っています。また、今後骨折対策チームが発足する予定です。病院の規模が小さいため、多職種間の垣根が低く連携が取りやすいのが我が兵庫あおの病院の良いところです。
薬薬連携の取り組み
近隣の薬剤師会へは薬剤委員会の結果、採用医薬品リストなど随時、広報しています。また、院外処方箋の記載方法変更および疑義照会の事前合意プロトコルを作成し運用しております。
学生実習の受入れ
薬剤科では薬学部学生の実務実習の受入れを行っています。
(文責:寺川伸江)