近畿国立病院薬剤師会
Society of Kinki National Hospital Pharmacists

施設紹介

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独立行政法人国立病院機構 東近江総合医療センター
https://higashiomi.hosp.go.jp/

<病院概要>

東近江総合医療センターは、滋賀県東部に位置する東近江市にあります。八日市インターチェンジに隣接しているので、高速道路を利用することで、京都市中心部まで約1時間の場所にあります。周辺の環境としては、鈴鹿山脈が近く、車で少し行けば山や川などの豊富な自然があり、キャンプ場なども整備されております。

当院は1941年2月に八日市陸軍飛行連隊病院として創立されました。1945年に厚生省へ移管され国立八日市病院となった後、病院の統廃合等があり、2013年4月に独立行政法人国立病院機構 東近江総合医療センターという現在の名称の病院へと生まれ変わりました。

病床数320床(一般304床・結核16床)、標榜診療科は26診療科の急性期総合病院で、2014年4月に滋賀医科大学地域医療教育研究拠点としての協定を締結し、2017年7月から地域包括ケア病棟を立ち上げ、2019年4月からは地域医療支援病院の指定を受けています。近江商人に伝来する「三方良し(相手良し、自分良し、社会良し)」の精神に加え、「未来良し」の視点をもって、地域に根ざした中核病院としての役割を果たせるよう高い水準の医療を目指しております。

病院の外観

<薬剤部概要>

薬剤部は薬剤部長、副薬剤部長、主任4名(調剤主任、製剤主任、薬務主任、病棟業務管理主任)、薬剤師8名、薬剤助手1名の計15名で構成されています。

調剤、製剤、薬務、DI、病棟、治験と従来からある業務についてより効率的に運用できるよう日々試行錯誤を繰り返しています。

そのような中、2020年10月より連携充実加算算定の施設基準を取得し、外来化学療法室でがん化学療法をうける患者への介入を全例へ拡充、保険薬局へお薬手帳を介した情報提供を行い、地域の保険薬局と連携して安全な薬物療法に貢献しています。さらに、同年度より日本臨床腫瘍薬学会のがん診療病院連携研修施設となり、保険薬局とのさらなる連携を模索しています。

2019年度より東近江医療圏の薬剤師会と連携し勉強会を行っていますが、2020年度はコロナによる影響で対面での講演会は中止し、web開催を試みました。2020年12月より、「疑義照会事前同意プロトコル」を導入し、処方変更については、代行修正を行い、医師の業務負担軽減に貢献しています。

2021年2月より手術予定での入院患者を対象とした入院前面談を開始しました。また、退院指導にも力を入れており、入院前から退院、外来へ切れ目のない薬剤管理ができるよう努めています。

薬剤部 集合写真

 

(文責:庄野 裕志)