施設紹介
https://awara.hosp.go.jp/
<病院概要>
当院は福井県最北部に立地し、障がい児(者)医療、神経・血液・免疫等の難病医療、そして、心不全、嚥下障害、悪液質等の長寿医療を専門とし、地域に密着した診療を展開する病院です。「多くの人の笑顔のために」を病院の方針として、①懇切丁寧な医療の実施、②より質の高い医療の追求、③効率的で自立した経営の推進のもと、④地域に求められる専門医療を提供することを使命としております。
外来診療においては、医療介護連携クラウドシステムを用いた訪問看護・訪問診療、在宅療養支援等診療体制を充実させ、入院診療においては、最大限の社会参加・在宅生活への復帰、あるいは患者の意思を尊重したがん・非がん緩和ケアの充実をめざす他、医療的アプローチだけではなく、社会的アプローチも組み入れた質の高い医療の提供を行っています。現在、標榜診療科15科、地域包括ケア病床18床、障害者等病床154床からなる一般病棟3個病棟で、亜急性期、慢性期の医療機能を担って運営しています。
<薬剤科概要>
薬剤科のスタッフは薬剤科長、調剤主任、常勤薬剤師、薬剤助手の計4名です。調剤においては、錠剤の粉砕依頼が多いため、口腔内崩壊錠への採用切替えや、簡易懸濁法を導入することで、業務の効率化を図っています。また、錠剤・カプセル剤の1包化の依頼が多く、加えて、処方変更に応じるため、返納時は1包化済みの錠剤・カプセル剤の再利用にも努めています。さらに、高カロリー輸液、抗がん剤(主に血液内科)、抗リウマチ作用を持つ生物学的製剤の無菌調製も行っています。
一般病棟の患者及び神経難病の患者に対して、薬剤管理指導業務を行っています。感染対策チームでは、抗菌薬のサーベイランス・コンサルテーション・感染対策指導・教育など感染対策が効果的に行われるように定期的にラウンドとカンファレンスに参加しています。その他、栄養サポートチーム、褥瘡、TPC(Total care and Palliative care Conference)、リウマチ、クリニカルパスカンファレンスに参加することでチーム医療の質の向上に貢献しています。医薬品情報管理業務として、医薬品の適正使用のために、医薬品情報の収集・評価・加工・伝達を行っています。また、有効期限が近づいている医薬品の情報等を発信することで、廃棄に至るケースを極力抑えています。
少人数スタッフゆえに、人員配置のやりくりについては、つらいところです。
(文責:志田正純)